住宅設計士のホンネ!漆喰とクロスどっちがいいの?

家づくり 177 Views

近年、健康志向の高まりやオリジナリティを重要視する方が増えて、

注文住宅の内装材としても漆喰珪藻土といった

塗り壁の人気が出てきています。

 

当社も新築事業に乗り出した20年前から、

住宅の内装材に漆喰を利用してきました。

ただ、20年前の当時は今のような漆喰への認知度は低く、

職人からも「今時漆喰なんて、絶対にやめたほうがいい!」

とまで言われたものです。

 

それから20年、徐々に漆喰や珪藻土への評価は高まっているものの、

大手ハウスメーカーを始め、ほぼ9割を超える住宅では

いまだにビニールクロス(壁紙)が主流になっています。

 

そこで、今回は漆喰とクロス、いったいどちらの方がいいのか

それぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。

 

 


漆喰の特徴

漆喰の魅力は、なんといっても既製品にはない唯一無二の手作り感です。

職人さんが塗るコテ跡を残した模様は、何とも言えない風合いと温かみがあります。

漆喰の主成分は消石灰のため、年数が経つほど硬化し、

つやつやした質感が増してくるのも、魅力の一つです。

<その他のメリット>

・自然素材でできている

・カビが発生しにくい

・防音性がある

・燃えない

・嫌なにおいをとる・脱臭効果

・調湿効果がある

・耐久性がある

 

<デメリット>

・ひび割れ、クラックが発生する可能性がある

・汚れがついた時に拭けない

・傷がのこりやすい

・クロスに比べて値段が高い

・職人の能力によって仕上がりに差がでる

・工期が長い

・色の選択肢が少ない

 


ビニールクロスの特徴

多くの住宅で一般的に使われているビニールクロスは、

豊富なデザインや色が取り揃えられているため、

部屋ごとや壁の一面ごとに種類を選択することができ、

好みのインテリアに合わせた室内空間を

演出することができる点が魅力です。

 

<その他のメリット>

・種類が多く、選択の幅が大きい

・施工性がいい

・漆喰よりも安価

・汚れがついても拭きとることができる。

・抗菌作用やペット対応など、用途に応じて選択できる

・後々のクロスの張替が容易

 

<デメリット>

・化学物質を含む

・施工直後に独特のにおいがある

・年数が経つと接着剤が劣化し、剥がれてくる

・紫外線により変色する

・部分補修が目立つ

・埃を吸着しやすい

 


住宅に携わる設計士のホンネとしては・・・

漆喰とビニールクロス、どちらがいいかは個人の好みにもよりますが、

私としてはやはり「漆喰」をおススメします。

ビニールクロスも様々なデザインがあり、選択するのは楽しいのですが、

職人がつくるあの独特の漆喰の模様と比較すると

どうしても漆喰の方に軍配が上がります。

 

また模様だけでなく、10年、20年後を見据えた時の

メンテナンス性についても、

漆喰の方がビニールクロスを上回ります。

いくら性能が高く汚れにくいビニールクロスを使ったとしても、

それを壁に貼りつけている接着剤がどうしても15~20年ほどで劣化してきます。

 

↓↓↓劣化してジョイント部分が剥がれてきたビニールクロス↓↓↓

一方、漆喰は普通の住まい方をされていれば、

大地震などでひび割れなどが生じない限り、

ほぼ塗りかえる必要はありません。

 


まとめ

住宅ローンを35年で借りている時代、

最初に費用をかけて漆喰を選択するか、

初期費用を抑えるために、

後々の張替を視野に入れてビニールクロスを選ぶか、

どちらの方がご自身にあった素材か、

家を建てる前に十分確認してください。

 

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