1 地震保険とは?

地震保険とは、地震、噴火、津波を原因とする火災、損壊、埋没、流失による住居用の建物や家財の損害を補償する任意保険です。全国的にみた世帯加入率は約30%です(平成28年度末)。地震保険は単体で契約することができず、火災保険の特約としてセットで加入することが特徴です。被害の度合いが区分分けされており、その基準にそって保険金が支払われます。保険料は各都道府県に対して定められている「等地」、建物の構造などによって判定される「建物の耐震等級」などによっても変わってきます。また地震により発生した火災には火災保険が適用されず地震保険の範囲となっています。

2 地震保険には入っておいた方がいいの?

住んでいる地域にもよりますが、家を建てる際には原則として地震保険に入っておいた方が安心です。特に住宅ローンを返済中の人は加入しておいた方がいいでしょう。なぜなら地震で家が倒壊して住めなくなってしまった場合でも住宅ローン返済は原則として免除されないからです。地震で被災した際、収入が途絶えるリスクの高い人、預貯金が少ない人も入っておいた方が安心です。

3 地震保険を選ぶ際に注意すべき点

地震保険を選ぶ際は、補償の対象が建物だけでなく家財や盗難も含まれているか、割引制度が適用になるかなどで保険料が大きく変わります。割引制度には建築年数、耐震診断、耐震等級、免震建築物、長期の年払い契約、オール電化など様々なものがあるため、こうした制度などを見越した上で家を設計、建築していくことはとても重要です。また不要だと判断した特約が解除できるものであれば、保険料をグッと抑えることも可能です。地震保険では地震で建物が被害にあった場合、その損傷の程度によって支払われる金額の割合が変わってくるということも覚えておきましょう。例えば全損の場合は100%支払われるのに対して、一部損の場合は5%と、思ったよりもはるかに少ない金額しか支払われないこともあります。また火災保険は最大10年なのに対し、地震保険は5年経ったら加入し直す必要があります。

4 まとめ

地震保険の加入率は阪神淡路大震災以降、上昇の一途をたどっています。火災保険などに比べて割高な地震保険は、保険料の高さがネックとなりますが、せっかく建てた家が地震で倒壊してしまうリスクを考えると加入しておいた方が安心といえるでしょう。

5 おさえておきたいポイント

・地震保険は単体で入ることはできず、火災保険とセットで加入する

・地震による火災は火災保険の対象にはならず、地震保険の範囲となる