1 住宅完成保証制度とはどんな制度?

住宅完成保証制度とは、家を建てている間に建設会社の倒産などによって工事が中断してしまった場合に公的機関がそれを保証してくれる制度です。保証金の支払などは国土交通大臣の指定による保険法人「住宅保証機構」によって行われます。この保証を受けるにためには住宅工事を発注する住宅建設業者が住宅保証機構にあらかじめ登録されていることが前提となります。登録には経営状態など一定の審査基準が満たされていることが条件となります。登録業者は住宅保証機構のHPのリストから検索することが可能です。リストアップされている住宅建設業者は必要な基準をクリアしていることが証明されているため、安心して依頼できるとも言えるでしょう。

2 どんな保証が受けられる?

この制度は建築工事中に予期せぬことが起こってしまった場合のいわば救済措置のような役割をします。例えば依頼していた住宅建築業者が破産してしまったり、財務状況が悪化して金融機関との取引が停止してしまったり、責任者が怪我や病気になり工事が中断してしまった場合などに、工事を引き継いでくれる業者を探してもらえたり、それによって生じた追加費用や前払い金の損失などを保証してもらえます。保証には2タイプあります。Aタイプ保証では工事中断後、引継ぎ工事によって予算オーバーとなってしまった分を、当初の予算の20%を限度額として保証金が支払われるものです。Bタイプ保証は、Aタイプ保証にプラスして、既に支払い済の金額と出来高の差額に対して保証金が支払われます。いずれの場合においても、あらかじめ住宅建設業者から保証委託の申請がなされ、住宅保証機構から保証書が発行されてから工事が着工されることが前提となります。Bタイプ保証は、前払い金が支払われる前に保証書が発行されていることが条件のため、タイミングに注意が必要です。保証対象となる住宅工事は、「発注者が個人であること」「新築一戸建住宅」であるものです。在来、ツーバイフォー、鉄骨など構造はどのようなものでも可能です。

3 まとめ

住宅完成保証制度の一番大きなメリットは、「もしも」という時のために大きな安心が得られるという点です。対象となる住宅工事は個人発注の新築一戸建て住宅です。制度を利用するためには住宅保証機構に登録されている住宅建築業者に依頼することが必要です。

4 おさえておきたいポイント

・個人が発注した新築一戸建て住宅が対象

・保証を受けるには住宅保証機構に登録されている業者を選ぶこと