1 つなぎ融資って何?

新しく土地を購入して注文住宅を建てる時には、土地を購入してから建物が完成するまでの間に、何回かに分けて費用を払う必要があります。土地購入資金や工事の着工金、上棟時の中間金などがそれにあたります。住宅ローンは基本的に家が完成してからまとめて融資されるため、このような住宅完成の前に支払う資金についてはあらかじめ準備をしておく必要があります。しかしそれが難しい場合に利用されるのが「つなぎ融資」です。文字通り、住宅ローンまでのつなぎとして、家が完成するまでの間に支払う着工金、中間金などを融資してもらうローンのことです。一般的には住宅ローンが始まるまではその金利のみを支払い、住宅ローンの返済が始まったらそのお金でつなぎ融資も返済していく仕組みになっています。

2 どの金融機関でもつなぎ融資ができる?

つなぎ融資は金融機関によってできるところとできないところがあります。まず建築を依頼する工務店などに、いつ、どのくらいの資金が必要となるかを確認し、自己資金で着工金や中間金が支払えるかどうかを検討します。一般的に着工金と中間金は工事費用の30%です。自己資金が十分にあり、問題なく支払える場合にはつなぎ融資は不要となります。しかし支払えない場合には、つなぎ融資ができる金融機関に住宅ローンを申し込む必要があります。つなぎ融資と住宅ローンを別々の金融機関へ申し込むことはできない点に注意しましょう。

3 つなぎ融資を利用するデメリットは?

つなぎ融資は住宅ローンに比べると金利が高く設定されていることが多く、約3%の金融機関がほとんどです。また申し込み時には事務手数料や印紙代などもかかってくるため、出費が増えることがデメリットと言えるでしょう。土地購入に対して支払う自己資金の割合を減らし着工金や中間金へ回す、途中で支払う金額を少なくしてもらう、支払時期をずらしてもらえるかなどを工務店に相談してみることで、つなぎ融資を回避できるよう努めてみるのも一案です。

4 まとめ

自己資金が足りなくても家を建てることを実現させる手段として心強い存在のつなぎ融資ですが、これもローンであることに変わりありません。家を建てる前に自己資金をいかにして増やすかによって、住宅ローンの返済額だけでなく、支払い方なども変わってくることを覚えておきましょう。

5 おさえておきたいポイント

・住宅ローンは基本的に建物が完成してから開始される

・つなぎ融資は建物が完成される前に支払う着工金、中間金などのために利用される