新規のお客様からよく頂く質問のひとつが、「そちらでは坪単価いくらですか?」。
一部の建築会社の広告やホームページに、坪あたり30万円とか40万円の記載があります。
しかし、これだけでは実際のお家は建てられませんので、十分にご注意下さい。
家の建築に必要な費用の内訳を大きく分けると、次の3つの項目になります。
1.建築工事費
家を建てる為の直接的費用です。
・本体工事費 ⇒ 「坪単価」の広告金額は、この本体工事費のみを指しているケースがほとんどです。
・別途工事費
・設計監理料
2.別途工事費
具体的な項目を列記すると、
・地盤改良費 : 軟弱地盤等で地盤に問題があると、追加の工事費が必要です。
・既存建物の解体: 古家があると解体して更地にする必要があります。
・引込工事費 : 上下水道や通信回線の引込み工事費。
・空調設備等の工事費: 冷暖房機器の配管や取り付け工事、床暖房設備等々
・屋外電気工事・屋外給排水工事: 建物外部の配線・配管工事、給排水衛生工事
・照明器具 : リビング・ダイニング・寝室など各部屋の照明器具は別途工事です。
・カーテン工事: カーテンレール・ボックス、カーテン、ブラインド等も別途工事。
・外構工事 : 駐車場、門扉、フェンス、アプローチ、植栽等々も別途工事。
3.諸費用
・登記関連の費用 (表示・滅失登記、保存・抵当権設定登記)
・火災保険、地震保険
・建築確認申請
・地盤調査費用
・水道分担金 (市町村により金額は異なる)
・お引越し代
4.まとめ
色々と必要な費用が多いですね。
本体工事費も、敷地の形状や家の構造によっても大きく異なるので、
特に注文住宅の場合は、建築会社を訪問して、個別のプラン・見積を取得する必要があるでしょう。