家づくりをする上で、照明計画は欠かすことのできない項目のひとつです。お家でリラックスできるかどうかは照明が左右するといっても過言ではありません。

そこで今回はお部屋の雰囲気をガラリと変えてしまう照明の色味について考えてみましょう。

1 照明の色を使い分ける

照明には「色温度」と呼ばれる色味をあらわす指標があります。白熱電球のようなオレンジ色の光の色温度は2700K(ケルビン)、蛍光灯のような真っ白な光は5000K(ケルビン)と言われています。

くつろぎを考える上では、色温度が低いオレンジ色の光が適しています。1900~2700Kの光はヒトの心を穏やかにし、あたたかみを感じさせる効果があります。癒し効果があるとされるキャンドルの光なども色温度が低いです。

一方、勉強をするときや、本を読むときには色温度が低いと文字をが読みにくかったり、集中力が高まらなかったりするので、色温度が高い蛍光灯色を選びましょう。

2700Kの照明の色味

5000Kの照明の色味

2 時間帯によって明るさを調整する

ヒトは本来、日の出と共に目覚め、日の入りと共に眠るという生活を送ってきました。しかし、電気の発達と共に、夜間でも日中と同じような明るさを手に入れることができるようになりました。これにより、寝る直前まで昼間のような明るい空間で過ごしていると、なかなか寝付きにくいなどといったトラブルもあるようです。

そこで、時間帯に応じて適切な明るさに照明を調整することもくつろぐ上では重要なポイントです。夕食時等、家族が集まって団欒をする時間帯はやや明るめに設定します。夕食後、お風呂にはいって眠るまでのゆったりとした時間帯は、明るさを落とし、体に寝る準備をさせます。そして就寝後は常夜灯や、消灯をしてぐっすりと休みます。

時間帯に応じて明るさを調整するには、調光器付きの照明器具を利用したり、フロアランプなどの置き型の照明器具を活用して、間接照明のように部屋を照らすと雰囲気が良く、ゆったりとくつろげる空間を演出できます。

まとめ

・住宅の照明計画を立てる時は、目的や用途に応じて照明の色を使い分ける。

・リラックスしたい時や、就寝前の時間帯はオレンジ色の電球色、勉強や家事など、集中して作業する時には白い昼白色がベスト。

・同じ部屋で照明の色を使い分けるには、調光器付きの照明器具を選ぶか、フロアランプなどで間接照明を利用する方法がある。